■教育部会の設立を呼びかけます 教育部会の設置は昨年の設立総会の活動方針ですでに決まっておりましたが、来る富山総会を前にして、「教育部会」の設立を以下の通り提案することになりました。会員のみなさんに広く参加を呼びかけます。
■これまでの経緯 ―昨年12月に、教育部会設立準備委員会を開催しました−
昨年2005年12月25日(日)〜12月27日(火)、岡山県の長島愛生園にて、市民学会運営委員の金泰九さんと国賠訴訟瀬戸内原告団長・宇佐美治さんの立ち会いのもとで、教育部会設立準備委員会を開催いたしました。
1日目(12月25日)。はじめに、市民学会教育部会の趣旨確認と運営に関する意見交流を行いました。つづいて、実践報告(発表)をもとにして学習会を開きました。報告者は、佐久間建さん(東京都東村山市立野火止小学校・現上越教育大学大学院教科領域教育専攻社会系コース在籍)や土田一憲さん(正則高等学校)などでした。
2日目(12月26日)。午前中は、長島愛生園入所者・近藤宏一さんに、「愛生学園の生活と“青い鳥楽団”そして, わたしのふるさと」と題して講演をしていただきました。午後の第1部は、金泰九さんのご案内で園内フィールドワークを、つづいて歴史資料館責任者・宇佐美治さんのご案内で歴史資料館にて学習会を開催しました。つづく第2部では、長島愛生園入所者で、邑久高校新良田教室1期生のTさんに、「邑久高校新良田教室の生活」と題して講演していただきました。
3日目(12月27日)。はじめに、市民学会教育部会の今後の活動について意見交流を行いました。最後は、韓国ソロクト・台湾楽生院訴訟について、金泰九さんや宇佐美治さんからお話をいただきました。
■教育部会設立準備委員会の申し合わせ
1 参加したメンバー
金 泰九(市民学会運営委員・長島愛生園)
宇佐美 治(国賠訴訟瀬戸内原告団長・長島愛生園)
江連 恭弘(神奈川県 法政第二中学高等学校)
佐久間 建(東京都東村山市立野火止小学校)
福安 和子(元鳥取県用瀬町保育園長)
都築寿美枝(広島県尾道市立吉和中学校)
都築 勤(広島県福山市職員 社会教育センター)
土田 一憲(東京都 正則高等学校)
延 和聰(広島県 盈進中学高等学校)
その他(計13人)
このメンバーで、以下を確認しました。
2 申し合わせの概略
この部会は、教育者のみならず、「ハンセン病問題と教育」というテーマに関心をもつハンセン病市民学会々員であれば、誰でも参加することができるもので、部会員一人ひとりがハンセン病問題の当事者として主体的に関わることにより運営されます。
運営は「世話人会(12/25現在3名)」が担います。今後は少しずつこの環を広げて行きたいと思っています。まずは、世話人や部会員が中心となり、できるだけ全国どこかのハンセン病療養所を拠点として、会員が最低年に1回は集まって学習会や交流会を実施したいと思っています。そして、そこで明らかになった課題などを部会員全体で共有するための情報発信、また部会員相互の意見交換など、情報の交流を、会員が分担しながら行っていきたいと考えています。
3 参加希望
参加希望の方は学会事務局か、(E-mailをお持ちの方はメールで情報を提供いたしますので)次の世話人のいずれかまでご連絡ください。(お問い合せも同所へ)
【学会事務局】
遠藤 隆久(熊本学園大学研究室)〒 862-8680 熊本市大江2-5-1
tel: 096-364-8920 fax: 096-372-0702 endoh@kumagaku.ac.jp
【世話人】 E-mailをお持ちの方は次のいずれかまで。延には、FAXでもかまいません。
*できるだけ、東日本エリアは江連に、西日本エリアは延にご連絡ください。
・江連 恭弘(えづれ やすひろ):神奈川県 法政大学第二中高等学校教諭
E-mail ezu@palette.plala.or.jp
・佐久間 建(さくま けん):東京都東村山市立野火止小学校・現在は上越教育大大学院
E-mail j175362b@cc.juen.ac.jp
・延 和聰(のぶ かずとし):広島県 盈進中学高等学校教諭
E-mail knhkmnnh@fkym.enjoy.ne.jp
FAX 0848-20-6668
*なおご連絡をいただく際、以下の事項についてもお知らせいただければ好都合ですので、何卒よろしくお願い申しあげます。(いただきました個人情報は、部会の連絡などの趣旨・目的以外に世話人の範囲をこえて開示することはありませんので申し添えます。またお伝えになりたくない事項についてはご相談に応じます。)
・お名前(ふりがなもお願いします。)
・ご所属(ご関係の団体名など。記載なしでも結構です。)
・ご住所(郵便の届く宛先です。〒もお願いします。)
・Fax番号(Eメールアドレスをご記入いただいた場合、記載の必要はありません。)
・Eメールアドレス
(経費節減のためできるだけEメールを活用します。お持ちの方はぜひご記入ください。
なお原則としてPCのアドレスでお願いいたします。)
■ハンセン病市民学会 教育部会設立にあたっての趣旨(案)
■1・部会の性格
この部会は、ハンセン病市民学会の設立目的である、「ハンセン病に対する偏見や差別を解消し、ハンセン病問題における歴史の教訓を、これからの社会のあり方へと引き継ぐこと」をふまえ、「ハンセン病問題と教育」というテーマに関わる「交流」「検証」「提言」の3つの柱を軸に、実践活動を進めていきます。
部会には、「ハンセン病問題と教育」というテーマに関心をもつハンセン病市民学会々員であれば、誰でも参加することができます。
また、この部会は、参加した一人ひとりがハンセン病問題の当事者として主体的に関わることにより運営されます。
■2・活動について
今後は少しずつこの環を広げていきます。当面、年に一度は、できるだけ全国どこかのハンセン病療養所を拠点として、教育部会あるいは他団体との共催などによって、会員が最低年に1回は集まって学習会や交流会を実施します。そして、そこで明らかになった課題などを部会員全体で共有するための情報発信、また部会員相互の意見交換などの情報の交流を、会員が分担しながら、ハンセン病市民学会公式ホームページなどを利用して行っていくことをめざします。
学習会や交流会は、その都度、その会に参加した者の責任において、まとめの作業まで行うことを原則とします。テーマについては、当面は、「検証会議最終報告書」の報告(特に教育とハンセン病に関する報告)と、「市民学会設立」の趣旨に合致するものを、その学習会や交流会ごとに定めて行うこととします。
学習会や交流会では、教育者だけでなく、回復者の学会員も含めて、さまざまな立場の人たちに発表をしてもらうよう心がけます。
その他、会員は、ネット利用を中心としながら、教育部会の学習会や交流会の開催に関する取り組み以外にも、情報の交流に努めます。具体的には、教育部会が直接関与しないけれども関連する内容を含む集会などについての開催案内や内容紹介、著作案内や出版情報・書評、関係諸活動の紹介や報告などについての情報の交流を促進します。
また、これらをもとに、教育とハンセン病というテーマを中心とした議論が部会内で活発に行われることめざします。
■3・運営について
部会には、運営の円滑化を主たる目的として世話人会をおきます(なお、教育部会発足にあたっての世話人は、2005年12月25日〜27日に長島愛生園にて開催した準備委員会にて選出された者です)。
世話人会は、年に一度の総会で選任された者で構成され、部会の運営に関する基本的な事項について協議します。世話人は、当面、世話人会において必要に応じて弾力的に選任します。
世話人は、世話人会に参加するほか、ハンセン病問題と教育に関するあらゆる情報収集や課題整理、学会員への部会参加の呼びかけ、部会員への活動内容の周知、部会員の意見の収集など、部会を円滑に運営していくための中心的役割を積極的に担います。
また必要に応じて、役務担当者をおき、学会事務局との連絡・協議、経費の管理、部会員名簿の管理など、事務局的役割を担うこととします。
世話人会を常時開催することは困難ですので、基本的にはネット上での意見交換によってそれに代え、ネット環境にない構成員には何らかの情報提供手段を考慮しつつ、部会運営にあたります。
以上を、教育部会の運営に関する発足準備委員会としての申し合わせ事項とします。
■直方第二中学校の「いのちの授業」〜ハンセン病を通して〜に下記を追記していただきました。
池森 寿実枝先生、お忙しいところ、ありがとうございました。
追記(3/24)――山田泉先生、溝部京子先生との出会いについて
私が、山田先生を知ったのは、4年前の平成14年、新聞の記事からでした。山田先生が行っている「いのちの授業」の取り組みが数回にわたって特集でのっていたのです。その実践に感銘をうけ、本校での職員研修に講師として来ていただきたいと思いました。
大分の田染中学校まで、教頭と会いに行き、突然の無理なお願いをしました。しかし、山田先生は快く引き受けてくださり、本校へ来て話していただきました。
その後、山田先生がハンセン病の人権学習にについて報告をする研修会に行きました。山田先生の隣に、阿部さんとの出会いやハンセン病学習への思いを熱く語る溝部先生が座っていました。
その時まで私は、差別の現実が重すぎるハンセン病学習をどう仕組んでいけばいいか、答えが見つからずにいましたが、お二人の実践に感動し、たくさんのヒントをいただくことができたのです。
平成17年、本校の「いのちの授業」はハンセン病でいこうと、全職員で確認し、スタートしました。溝部先生から沢山の助言をいただき、支えてもらったことは、感謝の気持ちで一杯です。ハンセン病学習を通して出会った縁をずっと大切にしていきたいと思っています。
溝部京子先生の教育実践も<発信塔>にあります。
■<ハンセン病>思い伝われ―教室からの発信 (2005.9月掲載)
初めまして。『ハンセン病と出会う会 No Border』代表の毛利と申します。『No Border』は熊本で学生を中心に今年生まれたばかりのサークルです。
まだまだ歩みだしたばかりでなにができるかわかりませんが、『No Border』が窓口となり、若い世代のハンセン病についての理解が深まっていけたらと思います。
先日の「菊池恵楓園退所者中修一さんを囲んで〜の様子を紹介したブログもありますので、よろしければご覧ください。
『ハンセン病と出会う会 No Border』HP http://noborder06.blog55.fc2.com/
■八重樫信之写真展
絆―日本・韓国・台湾のハンセン病
開催期間:2006年3月13日(月)〜4月21日(金)
(土・日曜日、祝日休館)
会 場:人権ライブラリー(展示スペース)
※入場無料
■人権ライブラリー定期上映会(3/15・3/29の2回開催)
「未来への虹 ―ぼくのおじさんは、ハンセン病―」
3月15日(水)・3月29日(水)両日とも
14:00 〜 16:30 (開場13:30〜)
入場無料/申込不要・当日先着順
「新・あつい壁」
中山監督のデビュー作が「あつい壁」なので、「新・あつい壁」といえば、その焼き直しかと思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。しかし、実行委員会で披露された中山監督の思いや、それを受けとめた参加者からの思いが語られる中に、参加者全員の熱い共感と賛同の拍手をもって決定されました。
中山監督は実行委員会の中で、映画製作への思いを次のように語りました。
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この映画は、F事件*(注)をモチーフとしているけれども、その“事実”ではなく、“真実”を描きだすものにしたいと考えています。ドキュメントではなく劇映画(フィクション)としたのも、それが理由です。
主人公は現代を生きる青年です。その時代は、“らい予防法”廃止から原告による提訴、そして勝訴、国による控訴断念、さらに熊本県での宿泊拒否事件、その後の菊池恵楓園に投げつけられた誹謗・中傷の嵐に至る、まさに現在です。その中で青年は、ふとした出来事からF事件に出あいます。・・・
F事件を、単に過去の出来事として描くのではなく、まさに現代を生きる私たち一人ひとりの中にある「ハンセン病問題」として描きたいと思っています。題名を「新・あつい壁」としたいと考えた所以(ゆえん)でもあります。
---(要約(部分):事務局)
*(注)F事件:
事件当時の直接の関係者の方々への配慮から、実行委員会では今後、今回のモチーフとなった事件を「F事件」と呼んでいくことになりました。
参加者のお一人から出された「新・あつい壁」論が印象的でした。
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前作の「あつい壁」は、果たして乗りこえられたのでしょうか。それは今日も、私たちの中に“ある”と言うべきではないでしょうか。「あつい壁」という言葉は、非常に的確な象徴の言葉として、今日もなお、私たちの課題であり続けています。
しかし同時に、それを乗りこえようとする動きも生まれてきています。そうした動きの中に、この映画「新・あつい壁」が位置づけられることを期待しています。
---(要約(部分):事務局)
■ 加えてお知らせです。
4月22日(土)の夕方から、どなたでも参加していただける「つどい」を熊本YMCA「ひまわり」で計画中です。映画に出演予定の俳優さんも来熊の予定ですので、ぜひご参加ください。
立食パーティー形式で参加費2000〜3000円程度になる予定です。製作協力券(上映会での入場券)も1枚1000円で販売スタートです。ご協力ください。
※HP中山監督の映画製作ノート
※ハンセン病胎児標本、遺族らが国に要望
・回復者ら6人は、1万6000人余りの署名を添えた要望書を厚生労働省に提出
・胎児標本問題で当事者が国に直接要望を伝えるのは初めて
報道ステーション 2006.3.8放送
※『百十四の命の行方〜ハンセン病・胎児標本問題〜』
■胎児標本問題については、ハンセン病のリンク集 こちらで。
詳しい内容はこちら
原作
「ぼくのおじさんは、ハンセン病−平沢保治物語−」
(全国障害者問題研究会茨城支部・刊)
船橋 秀彦
平沢 保治
企画・製作
法務省人権擁護局
財団法人 人権教育啓発推進センター
制作
共同映画株式会社
株式会社マジックバス
監督
四分一 節子
監修
神 美知宏(全国ハンセン病療養所入所者協議会事務局長)
平沢 保治(多磨全生園入所者自治会会長)
VHS カラー 30分 <字幕入り・副音声入り>
平成17年度制作
※資料整備・保存活用研 トヨタ財団から研究助成の採択
記事より
「ハンセン病関連資料整備・保存活用研究会」(代表・宮野秋彦名古屋工大名誉教授)シンポジウム
・3月4日(土)午後1時より
・熊本大学 五高記念館
・小野友道・熊本大副学長らが「ハンセン病関連資料の現地保存の意義」などについて講演
・長島愛生園の歴史館学芸員らによる実践報告
「トヨタ財団」から同研究会に2ヵ年で600万円の助成金がでることに。
